みずほ楽天カードの積立2%、オルカンなら1%
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みずほ楽天カードが「年会費無料で最大2%還元」に変わり、楽天証券のクレカ積立に使おうと考える人が増えています。結論から言うと、オルカンやS&P500のような低コストの投資信託を積み立てる場合、還元は合計1%です。 2%になるのは、販売会社に払う手数料が高めの投資信託に限られます。
それでも、ふつうの楽天カードの0.5%と比べれば還元は2倍です。月10万円の積立なら、年6,000ポイント相当の差になります。この記事では、カード別の年間ポイントと、2%を狙って投資信託を選んだときの落とし穴を数字で示します。
積立の還元が1%になる理由
楽天証券のクレカ積立は、投資信託の「代行手数料」の高さで還元率が分かれます。代行手数料とは、信託報酬のうち販売会社(楽天証券)が受け取る部分です。楽天証券の案内では、区分は次のとおりです。
- 代行手数料が年0.4%未満の投資信託:一般の楽天カードは0.5%
- 代行手数料が年0.4%以上の投資信託:一般の楽天カードは1%
みずほ楽天カードは、楽天ポイントと同じ数の「みずほポイント」が上乗せされる仕組みです。そのため、低コストの投資信託では楽天ポイント0.5%とみずほポイント0.5%で合計1%になります。高コスト側の区分なら、1%と1%で合計2%です。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬は年0.05775%(税込)です。信託報酬全体がここまで低いため、代行手数料0.4%未満の区分に入ります。「みずほ楽天カードなら積立も2%」は、オルカン派には当てはまりません。
2%になる条件は通常の買い物と同じ
みずほポイントを受け取るには、条件が4つあります。
- カードの引落口座をみずほ銀行の普通預金にする
- みずほマイレージクラブに入会する
- みずほダイレクトを契約し、初回登録を済ませる
- みずほポイントモールに初回アクセスし、規約に同意する
新しいダブルポイントは2026年9月1日利用分が対象で、旧制度にあった累計1万ポイントの上限と最長1年の期間制限はなくなりました。みずほポイントは原則としてカード利用の翌々月の月初に付与されます。楽天ポイントへは1対1で交換できます。
引落口座を楽天銀行やほかの銀行のままにすると、みずほポイントは付きません。この場合、還元はふつうの楽天カードと同じ0.5%にとどまります。
楽天カード4種類で年間ポイントを比べる
低コストの投資信託を積み立てる前提で、楽天カード系4枚を比べます。年会費は税込、ポイントは1ポイント1円で換算しました(最終確認日:2026-10-05)。
| カード | 年会費 | 積立の還元率 | 月5万円の年間ポイント | 月10万円の年間ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 楽天カード | 無料 | 0.5% | 3,000 | 6,000 |
| 楽天ゴールドカード | 2,200円 | 0.75% | 4,500 | 9,000 |
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 | 1% | 6,000 | 12,000 |
| みずほ楽天カード | 無料 | 1%(楽天0.5%+みずほ0.5%) | 6,000 | 12,000 |
年会費を引いた手残りで見ると、差がはっきりします。月10万円の積立なら、楽天ゴールドカードは9,000ポイントから2,200円を引いて6,800円分です。楽天プレミアムカードは12,000ポイントから11,000円を引いて1,000円分しか残りません。
みずほ楽天カードは年会費が無料なので、12,000ポイント相当がそのまま残ります。積立の還元だけで比べるなら、みずほ楽天カードが4枚の中でいちばん手残りが多くなります。
クレカ積立 | 低コスト投信の場合
楽天カード4種類の積立ポイント
月10万円積立・年会費を引いた手残りで比較
| 積立の還元率 | 年会費 | 年間の手残り | |
|---|---|---|---|
| 楽天カード | △ 0.5% | ○ 無料 | △ 6,000円分 |
| 楽天ゴールドカード | △ 0.75% | △ 2,200円 | △ 6,800円分 |
| 楽天プレミアムカード | ○ 1% | × 11,000円 | × 1,000円分 |
| みずほ楽天カード みずほ銀行引落が条件 | ○ 1%(2社合計) | ○ 無料 | ○ 12,000円分 |
- ※代行手数料が年0.4%未満の投資信託の場合。ポイントは1pt=1円で換算
- ※みずほ楽天カードの0.5%分はみずほポイント。引落口座をみずほ銀行にし、所定の登録を済ませた場合
資産化計画
ゴールドやプレミアムには空港ラウンジなどの特典があります。特典を使う人は、その価値も足して判断してください。
2%を狙って投資信託を選ぶと損をする
2%還元の区分に入る投資信託は、代行手数料が年0.4%以上です。代行手数料は信託報酬の一部なので、信託報酬全体も高くなります。ここが落とし穴です。ポイントは「その月に買った額」に付きますが、信託報酬は「持っている残高すべて」にかかり続けます。
例として、代行手数料が0.4%以上の区分に入る「円奏会(年1回決算型)」で計算します。運用管理費用(信託報酬)は年0.924%(税込)です。オルカンの年0.05775%との差は、年0.86625%になります。
月10万円を積み立て、運用益はゼロと仮定した概算です。
| 年 | 上乗せされるポイント(2%と1%の差) | 信託報酬の差(年間) | 累計の損得 |
|---|---|---|---|
| 1年目 | 約12,000円 | 約5,600円 | 約6,400円の得 |
| 2年目 | 約12,000円 | 約16,000円 | 約2,300円の得 |
| 3年目 | 約12,000円 | 約26,400円 | 約12,100円の損 |
信託報酬の差は、その年の平均残高(1年目は約65万円、2年目は約185万円、3年目は約305万円)に0.86625%を掛けて出しました。2年目で単年の損得が逆転し、3年目には累計でもマイナスになります。積立を続けるほど残高が増えるので、差は毎年広がります。
もう1つ見落としやすいのが中身の違いです。円奏会は日本債券70%、日本株式15%、日本REIT15%の配分で、全世界株式のオルカンとはまったく別の商品です。ポイントの多さで投資先を決めると、資産の配分そのものが変わってしまいます。
今の楽天カードから切り替える手順
すでに楽天カードで積立をしている人が、みずほ楽天カードに乗り換える流れは次のとおりです。
- みずほ銀行の普通預金口座を用意する
- みずほ楽天カードを申し込み、引落口座をみずほ銀行にする
- みずほマイレージクラブ・みずほダイレクト・みずほポイントモールの登録を済ませる
- 楽天証券で、クレカ積立に登録するカードを変更する
楽天証券のクレカ積立に登録できる楽天カードは1枚だけです。月の上限は10万円で、カードを替えても上限は変わりません。積立設定の締切は毎月12日なので、カード変更の受付期間は楽天証券の案内で確認してから動いてください。
みずほ銀行の口座をまだ持っていない人は、口座開設とカード申し込みの順番によって入会特典の条件が変わることがあります。申し込む前に、みずほ銀行の最新のキャンペーン条件を見ておくと取りこぼしを防げます。
これから楽天証券で積立を始める人は、カードより先に証券口座の開設が必要です。月いくら積み立てると将来いくらになるかは、新NISA積立シミュレーターで試算できます。
よくある質問
新NISAの積立でもみずほ楽天カードは使える?
使えます。楽天証券の案内では、NISAのつみたて投資枠・成長投資枠ともに、月10万円までクレカ積立で買えます。還元率の区分は課税口座と同じで、低コストの投資信託なら合計1%です。
楽天ゴールドカードから乗り換えると得?
積立の還元だけなら得になります。月10万円の積立で比べると、ゴールドの手残りは年6,800円分、みずほ楽天カードは年12,000円分です。ただし、ゴールドの空港ラウンジなどの特典を使っている人は、その価値を差し引いて考えてください。
みずほポイントはどう使う?
楽天ポイントへ1対1で交換できます。交換すれば、楽天証券での投資信託の購入や楽天市場の買い物に回せます。付与は原則としてカード利用の翌々月の月初です。
公共料金や税金の支払いも2%になる?
なりません。公共料金・税金・電子マネーチャージなどは還元率が下がるか、対象外です。積立と買い物で還元のルールが違う点は、申し込む前に公式の案内で確認してください。
1%でも切り替える価値がある人
みずほ楽天カードへの切り替えが向くのは、次の2つに当てはまる人です。
- 低コストの投資信託を、毎月まとまった額で積み立てている
- 引落口座をみずほ銀行にしても家計の管理に困らない
逆に、すでに楽天銀行で引き落としを一本化している人は、口座を1つ増やす手間とポイント差を比べてください。月1万円の積立なら、ふつうの楽天カードとの差は年600円分です。還元率の「最大2%」ではなく、自分の積立額で年に何円増えるかを計算すると、切り替えるかどうかはすぐに決まります。
投資信託は値動きがあり、元本割れの可能性があります。ポイントはあくまでおまけで、投資先は中身とコストで選ぶのが基本です。
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参考情報
最終確認日:2026-10-05。還元率や条件は変わることがあります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。